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庵野秀明総監督とスタッフは、「REBUILD」(再構築)という前代未聞の新映像技法を提示する。
従来、テレビアニメを劇場映画化する際には16ミリフィルムを拡大し、一部を手直ししていた。だがこの手法では画質が荒れ、『エヴァ』の高クオリティを目ざす「志」が損なわれかねない。新劇場版とは、スタッフが本来目ざしていた映像を新たに世に問うための作品づくりである。この旧来の手法は不適切なのだ。
そこで考え出されたのが、『エヴァ』のエッセンスをそのまま受け継ぎ、新時代の映像へと《再構築》する技法「REBUILD」である。 |
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